ゆるされなかった嘘と夢

元メンヘラの自死遺族だけど幸せになりたい!

母の自殺

そもそも母は私のせいで鬱病になり、私のせいで死んだのではないか、という話

母の自死について私は自分が加害者なのではないか、と、ぼんやりした不安を抱えることはあったが、あるときからひとつの可能性として客観的に考えるようになった。 ◇母子手帳がない! きっかけは、大学で受けた健康診断。 最後の問診ではしかの予防接種を受…

自殺の予兆、イレギュラーな行動~母の場合~

母が首を吊った後、いろいろ考えた。 自殺は突然のことのように思えたが、よくよく記憶を掘り返してみると「あっこれ完全に死のうと決意してたからじゃん」と気づくことがたくさんあった。 私の予想でしかないが、きっとこういうことがきっかけで自殺決行に…

自死遺族になったばかりの頃にしんどいなあと感じたこと

母の死後、初めて一人で外出することになった日、父は凄まじく心配していた。 私は母と仲が良く友達のように過ごしていたので後を追わないか気が気じゃなかったのだろう。 葬式を終えた私には大学の初登校日が目前に迫っていた。 あれこれ用意しなければなら…

母が首吊り自殺した翌日~火葬を終えるまでの話

前回に引き続き、今回は母の死の翌日以降について。 当日編はこちら。 鬱病の母が首を吊って死んだ日のこと(前編) - ゆるされなかった嘘と夢 鬱病の母が首を吊って死んだ日のこと(後編) - ゆるされなかった嘘と夢 母が首を吊ったのは金曜日だった。 翌日…

鬱病の母が首を吊って死んだ日のこと(後編)

◇前回のあらすじ 鬱病の母を疎ましく思う私は、大学入学を目前に控え、逃げるように人生初のアルバイトに励んでいた。 そんなある日、シフトに入る直前に「沖ちゃん、大好きだよ」という母からのメールを受け取るもスルー。 その晩母が首を吊ったという連絡…

鬱病の母が首を吊って死んだ日のこと(前編)

母は鬱病だった。 私が高校生の頃には既に通院していて、毎晩山盛りの薬を飲んでいた。 ドラマとかでありそうないわゆる鬱病患者という感じで、夜になっても真っ暗な部屋のなか真顔で床の一点をじーっと見つめているような状態だった。 あれで普通に家事をし…

首を吊った母と元メンヘラの私について

はじめまして。 静かな沖と申します。 26歳独身、ふつーのOLとして暮らしています。 私が19歳のとき、母が自宅で首を吊った。 いわゆる自死遺族というやつだ。 ちなみに葬式の一週間後から大学生活が始まった。割とつらかった。 今まで母のことは深く考えな…